子育てをしていく上で、子どもに愛情を注ぐことは必要不可欠です。ただ、愛情を与えているつもりでも、子どもは足りないと感じることもあります。
この記事では、子どもが愛情不足を感じている時に出すサインと、その場合の対処法を紹介します。
子どもの愛情不足にいち早く対処することができれば、より良い親子関係を築くことができるでしょう。
なぜ、愛情が必要なのか?
そもそも、なぜ子どもには愛情が必要なのでしょうか?年齢別で、解説します。
幼少期の子どもは、養育者の愛情がないと生きていけません。幼少期の子どもは、まだ一人でできないことが多いため、親が助けてくれないと生きていくことができないためです。
思春期の子どもは、養育者の愛情がないとやりたいことができません。まだ働くことができないため、親の支援がないとできることが限られてしまうからです。
こういった理由から、子どもが親の愛に敏感になるのは当然と言えます。そのため、愛情が足りないと感じると、愛を確かめたり、愛をもらえるような行動を取ったりするようになるのです。
愛情不足の初期に出るサイン
子どもが愛情不足を感じるようになって出てくる初期のサインは「親に甘えることが多くなる」ことです。
たとえば「おなかが減ったからご飯を作って」「話を聞いて」「イオン連れてって」といった要求が極端に増えたら、注意しましょう。
親に構って欲しいと思って、言っている可能性があるからです。また、要求を聞いてくれないとイライラしたりする場合も、注意が必要でしょう。
もし愛情を求め始めたら?
それでは、子どもが愛情を求めて甘えることが多くなったら、どうすればいいでしょうか?
答えは、できる限りその甘えの要求に応えることです。子どもは、親が甘えに応えてくれると、自分への愛情を確かめることができます。
無理のない範囲でいいので、要求をできる限り聞いていくと、少しずつ甘える頻度が落ち着いてきます。
ただし、「人に迷惑を掛ける行為」「人を傷付ける行為」「法律に違反する行為」の3つ(通称:迷傷法)の要求には答えてはいけません。
本日のまとめ
子どもが愛情不足を感じている状態を放置していると、親子関係の悪化を招きます。悪化すると、不登校や激しい反抗期にもつながるので注意が必要です。
まずは子どもの愛情不足のサインを見逃さないように注意して、甘えてくることがあればできるだけ応えるようにしましょう。
明後日ですが、「やる気が出ない受験生の親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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