子どもが荒れるのは国の責任か?

主婦

先日このような相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

学校は親への要望が多過ぎると思います。子どもの成績不振、学校での荒れた言動・・・それ全部、親の責任ですか?

確かに、親が子どもの生活を管理し、お金や手間をかけた方が、子どもはキチンと育つのでしょう。学校の言い分もわかります。

しかし、親は一生懸命働いて、疲れ果てて帰宅しているのです。家事をするだけで手一杯、いろいろなことに手がまわりません。

親にあれこれ求めるより、国が社会改革を行い、働きながら家庭も維持していける法整備をする方が先だと思います。

私の考え方は間違っているでしょうか?いっそ道山先生が国会議員になって、子育てしやすい環境に変えてもらいたいです。

相談者の方は、共働き家庭か母子家庭だと思われます。仕事と家事の両立で、毎日が疲労困憊。しかし学校は親に要望を突き付けてくる。

「精一杯やっているのに、どうして?」という心の叫びが読み取れます。私も勉強会でたくさんの方に会いますが、皆さま日々の子育てに疲れているように感じます。

働いていると、子どもに愛情をかける時間が少なくなります。相談者は、「うまくできないのは、国(働き方)にも問題があるのでは?」と疑問に思っています。

そこで本日は「子どもが荒れるのは国の責任か?」について解説します。子どもの成績が上がらない、子どもが問題行動を起こす、これらの原因はどこにあるのでしょうか?

根本的な原因に気づくことができたら、安心して子育てできるようになるはずです!

なお、本日は少し厳しい話も多いので、無理に読む必要はありません。心に余裕がある場合のみ、読んでいただければと思います。

事実!ひとり親家庭でも、荒れていない子どもはいる

親子

最初に大事なことをお伝えします。

私がサポートしてきたお父様お母様の中には、ひとり親家庭でも子どもが問題行動を起こすことなく成長している方がたくさんいます。

相談者は「ひとり親家庭や共働き家庭は、子育てが大変だから国の制度を変えてほしい」と考えているようです。

しかし、現行の制度でうまくいっている家庭もあります。では、この違いは何でしょうか。実はここに焦点を当てられるかどうかが大事なのです。

成功する子育て=自分にできることに集中する

考える

相談者の方が言うように、確かに国の責任も多少はあるかもしれません。しかし、そこに不平不満を言ったところで、目の前の子どもは変わりません。

では、どうすればいいのか。それは「今、自分にできることは何か」を考えることです。

国への文句を言いながら毎日を過ごしている親を見て、子どもはどう思うでしょうか?

忙しいながらも「今、すべきことを懸命にやっている」親を見て、子どもはどう思うでしょうか?

子どもの未来を照らしてあげられるのは、親しかいません。学校の先生でも国でもないのです。

「今、自分にできることは何か」を考えて行動する、これが子育てが成功するカギになります。

親に時間がない時は、成績を意識しないのがコツ

親子

とはいえ、共働き家庭やひとり親家庭だと、子どもに手をかける時間がないということもあると思います。この場合「子どもの成績を意識しない」のが良いです。

子どもが荒れるキッカケの多くは、親が子どもに言う常套句「勉強しなさい」の一言から始まります。

それを言い続けた結果「もう言うな」「うるさい!」「黙れ!!」という気持ちへ変化し、子どもの心は荒れていきます。

そこで、子どもへ「勉強しなさい」を言わないようにして、その分空いた時間で「愛情をひたすら注ぐこと」を行うと良いです。

不思議なことに、子どもの心に親の愛情が満ちてくれば、子どもは自ら勉強するようになります。結果的に、成績も上がるので大丈夫です。

本日のまとめ

愛情

学校から、子どもの荒れや成績不振をとがめられても、精一杯働いているので、これ以上子どもに手間をかけられないと悩んでいる方はたくさんいると思います。

この場合、「子どもの成績を意識しないこと」と、「ひたすら子どもへ愛情を注ぐこと」を意識すると良いです。

親が自分がすべきことを一生懸命行っていけば、親子関係は良好になっていき、子どもの荒れも収まっていきます。

子どもが愛情に満たされれば、自ら勉強するようになります。今抱いている悩みもなくなり、余裕をもった子育てができるようになるはずです。一緒に頑張りましょう!

次回ですが、「中高一貫校のメリットデメリット」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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