共働き家庭が増え、子育てと仕事どちらを優先すべきかと悩んでいる方は少なくないでしょう。
実はこのバランスは、子どもの状況と親の価値観によって変わってきます。
そこで今回は、優先すべき事項の見極め方と両立のコツをお伝えしていきます。
仕事と育児をバランス良く行うことで、子どもの問題行動はなくなり、子育ての不安やイライラも軽減するはずです。
自分と子どもの幸せを考えよう
子育てと仕事のバランスを考えるときは、自分と子どもにとっていちばん幸せな割合を考えていくことが大切です。
たとえば仕事10割、子育て0割の場合、子どもをほったらかし状態です。いずれ、子どもはなんらかの形で荒れるでしょう。
これは、親にとっても幸せな状態とは言えません。一方、仕事0割、子育て10割の場合、パートナーの給料でやりくりができて、自分も仕事が嫌いなら問題ありません。
しかし経済的に苦しかったり、仕事がやりたいタイプなら、イライラがたまって子育ても上手くいかなくなってしまいます。
つまり、どちらかだけを優先するのではなく、ベストな割合を考えていくことが大切です。
子どもが荒れているときのベスト割合
たとえば子どもが親に対しての暴言をしたり、激しい反抗をしたりする場合、愛情バロメータを上げないといけません。
このときに仕事が忙しすぎると、子どもに愛情を注ぐ余裕がなくなってしまいます。そのため職場と相談して、一時的に仕事量を減らすのがいいでしょう。
おすすめのバランスは、仕事2割、子育て8割です。子育てに時間を注ぐことが大切ですが、2割は仕事(趣味でもOK)を残すことで、リフレッシュできるからです。
勤務時間や日数を減らしたり、在宅ワークに切り替えるなどをして、仕事時間を減らしましょう。
子どもが自立したときのベスト割合
愛情バロメータをしっかり注いでいくと、子どもの問題行動はなくなり、子育ても楽になります。
子どもが高校生以降になると自立もするため、親がやるべきことはだいぶ少なくなります。
このタイミングがきたら、仕事や趣味を8割、子育て2割くらいにするのがいいでしょう。
2割の時間でお弁当作りや頼まれたときだけサポートすれば、残りの8割は好きなだけ仕事や趣味ができます。
大学に行くとお金もかかるので、そういった意味でも、お子さんが高校生になったら仕事を増やすのはいいでしょう。
本日のまとめ
仕事と子育てのベストなバランスは、子どもの状況と親の価値観によって変わります。
子どもが荒れている場合は、仕事2割、子育て8割を意識しましょう。子どもが高校生以降は、仕事や趣味8割、子育て2割くらいがちょうどいいです。
明後日ですが、「クラスに馴染めず悩むわが子に親ができること」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子育てvs仕事、どっちを優先すべき?
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