母子家庭の親が意識すべき3つのこと

母子家庭

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

春から中3と中1になる子供がいます。夫とは別居しており、ほぼシングルの環境です。子供たちはテレビ、ゲーム三昧。

下の子は宿題もしないので、勉強習慣がつきません。宿題は「やる、まかせて」と返事をしますが先送りにし、なかなかせず23時過ぎにしだして深夜就寝。

私も言いすぎを控えて、愛情バロメータUPと基本の生活習慣意識は取り組み中です。このような場合の、子供への声掛け、対応にアドバイスいただけますと幸いです。

母子家庭で子育てをしていると、「しつけと甘やかしのバランスをどう取ればいいのか」と悩むことも多いでしょう。

そこで今回は、「母子家庭の親が意識すべき3つのこと」を解説しました。ここがズレていると、反抗がひどくなったり社会性のない子になったりしてしまいます。

一方、大切にすべきポイントがわかれば、子どもとの信頼関係を築くことができます。勉強も習慣化し、何事にも挑戦できる子に育っていくはずです。

子育てで大切な3つのこと

愛情

母子家庭では、子育てにおいて特に意識すべきポイントが3つあります。1つ目は、母性(無条件の愛情)と父性(条件付きの愛情)をバランスよく与えることです。

「どんな時でもあなたのことが大切だよ」という無条件の愛情を伝えつつ、ルールなどの社会性を教えていきましょう。

2つ目は、言いすぎないことです。あまりに強く口出ししすぎると親子関係が悪化し、子どもが心を閉ざしてしまいます。

一度こうなると、回復させるのに時間がかかるでしょう。一人で子育てをしていてこの状況になると、大変です。

3つ目は、周りの力を借りることです。すべての負担を親が1人で抱え込むと、心身ともに疲れてしまいます。

学校の先生や祖父母や親戚など、周囲の力をうまく借りましょう。

子どもがやるべきことをできているかチェック!

チェックする

上記を踏まえた上で、子どもがやるべきことをできているかをチェックしましょう。確認すべきポイントは、
  • 毎朝遅刻せずに学校に行けているか?(多少夜更かしをしても、朝ちゃんと起きて学校に行けているならOK)
  • 宿題ができているか?(夜遅くに始めても、最終的にやり終えていればOK)
この2つです。これらができているなら、それ以上は細かく口出ししないようにしましょう。

子どもなりに自分のペースで生活できているため、無理に直そうとする必要はありません。

やるべきことができていない場合の対応

褒める

もしも子どもが「遅刻する」「宿題を全くやらない」など、生活が乱れている場合は、次の3ステップで改善を促しましょう。

はじめに、愛情バロメーターを上げることです。子どもの要求をできる限り聞いて、できていることはきちんと褒めるようにしましょう。

「昨日は宿題頑張ってたね」「朝きちんと起きられて偉いね」など、小さな成功を認め、伝えてあげることが大切です。

次に、できていないことを確認しましょう。「昨日宿題終わってなかったよね?」「最近、朝起きるのが遅くなってるね」と、事実を確認することが重要です。

最後に、一緒に改善策を考えましょう。「どうしたらスムーズに終わると思う?」と子ども自身に考えさせることが大切です。

できていないときは叱るのではなく、「そろそろ〇時だね、できそう?」などと提案する形で伝えると、行動に移しやすくなるでしょう。

本日のまとめ

母子家庭

母子家庭での子育ては、「母性と父性のバランス」「言いすぎないこと」「周りの力を借りること」 を意識しましょう。

また、「宿題や生活習慣ができているか?」のチェックポイントを確認します。問題がある場合は愛情を示しつつ、子どもと一緒に改善策を考えていくことが大切です。

明日ですが、「中学生の休日のおすすめの過ごし方3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!母子家庭の親が意識すべき3つのこと

関連記事

  1. 欠席

    高校入試と欠席日数の関係

  2. 中学生

    中学校の友達が不登校になったら?

  3. 校舎

    志望校に落ちたら就職するという子の心理

  4. 親子

    親子関係が悪化する唯一の原因

  5. 勉強

    塾に入ったのに成績が上がらないときは?

  6. ゲーム依存

    ゲーム依存改善において大切なこと

  7. ダメ

    やってはいけない親の行動TOP3

  8. 主婦

    反抗期の子どもが優等生になる声かけ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

>>続きはこちら

活動風景

成績UP無料メール講座

思春期の子育てメール講座

アーカイブ

PAGE TOP