先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1男子の母です。学校に行けたり行けなかったりを繰り返して3カ月です。「部活に行きたくないから学校行かない」が始まりでした。
今は部活を辞めて前よりは行けるようになりましたが、今は体育が嫌で行きたくないと言います。自分だけできなくて劣等感を感じてしまうようです。
「体育はやらず、見学か保健室に行けばいいよ」と伝えました。嫌なことはやらないでいいのでしょうか。親として自信がありません。
子どもが嫌なことから逃げている状態だと、親としてこのままでいいのか不安になると思います。
苦手なことであっても、みんなと同じように頑張ってほしいというのが親の想いでしょう。
こういった場合、どのように対応していけばいいのかをお伝えします。対応法がわかれば、自信を持って子育てができるはずです。
なぜ嫌なのか理由を聞こう
まずは、なぜ体育が嫌なのかを聞きましょう。今回の場合、「劣等感を感じるから」とありますが、別の理由もあるかもしれないからです。というのも、
- 体育の先生と合わない⇒担任の先生に相談する
- 体調的に辛い(発達障害など)⇒無理をさせない(休ませる)
- だるい、めんどくさい⇒段階を追って改善させていく
五月雨登校中の子どもの状態
相談者さんのお子さんは、学校に行くエネルギーがある日とない日が、交互にある状態です。
この状況のときに、嫌いな体育に無理に参加すると、エネルギーの消費が大きくなります。
すると今まで1日休めば行けていたのが、3日休まないと行けなくなることもあるでしょう。
そのため、今はこの状態を受け止めつつ、愛情バロメータを上げていくことが大切です。学校に行く心のエネルギーを蓄えることを、優先しましょう。
毎日学校に行けるのにサボるときは?
心のエネルギーがたまったのに行けない場合、何か理由があるか、サボっているかのどちらかです。
何かトラブルなどがあるなら先生に相談し、話し合って解決していきましょう。ただのサボりなら、少しずつ頑張らせなければいけません。
「社会に出たら、嫌なことでもやらないといけないことが出てくるよ」と伝えましょう。
まずは体育の見学からスタートをして、2回に1回参加をするなど、スモールステップで最終的に毎回参加できることを目指しましょう。
本日のまとめ
子どもが嫌なことから逃げてばかりの場合、状況や理由によってやるべきことが変わります。まずは何が嫌なのかを、しっかり聞くことが大切です。
理由によって対応を変えましょう。ただし、どのケースにおいても、子どものエネルギーの土台となるのは愛情バロメータです。
明日ですが、「小井出博文先生と勉強会を行いました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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