先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
ADHDの息子の事で相談です。今年の担任は、転任してきた方です。息子のことを理解してもらえず、現在こじれた状態です。
去年の担任の先生には、随分と相談にのっていただきましたが、現在の先生と関係がこじれていることも知らないかと思います。どうしたらいいでしょうか?
アスペルガー症候群、ADHD、自閉症などの発達障害を持つ子どもは、最近増えています。実は、私自身も軽いADHDだったので、小学校低学年の頃は授業が受けられず大変でした。
発達障害があるから人生が暗くなるということはありませんが、先生にうまくお願いすることができれば、子どもの学校生活の充実度は大きく変わります。
私は教員時代に発達障害の子を受け持ったこともあるので、先生の気持ちなども含めた最善のサポート法をお伝えします。参考にしていただければ幸いです。
発達障害の子どもの特徴
発達障害と言っても、アスペルガー系やADHD系など種類もさまざまです。また、人によって程度に差があるので、これから挙げる特徴すべてに当てはまるとは限りません。
それでも、大きく分けて3つの特徴があることを押さえておくだけで、発達障害の子どものサポートはとても楽になります。
1つ目は、集中力が短いことです。私は小学生の頃、授業中じっとしていることができませんでした。2つ目は、注意力が低いことです。その結果、忘れ物が多くなります。
3つ目は、コミュニケーションが苦手なことです。空気が読めなかったり、悪気がないのに相手を不快にする言葉を言ってしまうために、友達作りが苦手という子が多いです。
学校にお願いすること
これらの3つの特徴を理解すると、学校にお願いすべきことが見えてきます。まず、授業が受けられないときの対応です。
「1本電話をくれればすぐに迎えに行きます」など、ルールを相談しておきましょう。
次に、大事な提出物のサポートです。願書など本当に忘れたら困るものについては、事前に連絡してもらうようにお願いしましょう。
最後は、友達作りのサポートです。コミュニケーションが苦手でも、先生が間に入るだけで、上手くいくことが多いからです。
以上の3点を、先生にお願いして、家庭と連携できるようにしましょう。
担任の先生の理解がない場合
今回の相談者さんは、昨年の担任の先生は理解があったのに、今年の担任の先生は理解してくれないことで悩んでいます。まずは、昨年の担任に相談しましょう。
1年以上サポートしてきた先生なので、お子さんのことをよく理解しているはずです。それによって今の担任が嫌がらせをするなら、学年主任などに相談します。
通常、前の担任に相談すれば、上手に今の担任に伝えてくれるはずです。今の担任だけに頼らず、たくさんの先生を巻き込んで子どもを見てもらいましょう。
本日のまとめ
発達障害の子は、集中力が短い、忘れ物が多い、友達作りが苦手という特徴があります。授業が受けられないときの対応や忘れ物、友達作り支援について学校と連携しましょう。
昨年の担任は理解してくれていたのなら、その先生に相談してOKです。今の担任だけに頼らず、たくさんの先生を巻き込んで子どもを見てもらうことが大切です。
明日ですが、「子どもの無断外泊の原因と解決法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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