先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1、ADHDの発達障害で10月から昼夜逆転の不登校です。あまり言わないようにして親子関係が良くなってきていたのですが、
会社の人から「無理矢理でも学校に行かせないと」と言われました。夜携帯を取り上げるようにしてから、また毎晩喧嘩するようになってしまいました。
このまま携帯を取り上げないで黙っていた方がいいですか?
今回のご相談には、大きく2つポイントがあります。「周りの人のアドバイスとどう向き合うか」と「子どもの昼夜逆転はどうするのがいいのか」の2つです。
この記事では、これら2点についての考え方を紹介しています。お伝えすることを意識していただければ、子ども昼夜逆転や不登校を改善することができるでしょう。
子育てのストレスもなくなるはずです。
周りの人を信じてはいけない
相談者さんの会社の人は、おそらく相談者さんのことを心配してアドバイスをしてくれたのだと思います。
そういった善意自体はありがたく、感謝するべきことです。ただ、専門家ではない以上、言っている内容が正しいとは限りません。
子どもの性格や、親子関係なども違いますから、自分が上手くいった方法がほかの人にも通用するとは限らないからです。
周りの方のアドバイスは、話半分で聞くようにしましょう。もしアドバイスを求めるなら、専門家の方がいいです。
無理に学校に行かせても解決できない
今回のような場合、無理に学校に行かせたとしても状況は良くなりません。子どもは、学校をサボっているわけではないからです。
ご相談のように発達障害を持っている子どもの場合、学校が合わずに不登校になっている可能性が高いでしょう。
そういった中で、無理な方法で解決しようとすると、子どもも無理な方法で対抗しようとします。
状況がひどくなれば、暴れてものを壊したり、親に手を出したりするようになることもあるでしょう。
行けない原因をなくす
では、どうしたらいいのか。昼夜逆転生活や不登校を解決するためには、大きく2つの方法があります。
1つは、愛情バロメータを上げることです。今はまだ関係が悪く、親子であまり話し合いができる状態ではないでしょう。
まずは親子関係を改善し、しっかりと話ができる関係にすることが大事です。もう1つは、学校の先生との連携を強めることです。
学校で上手くいかない部分について、学校側で配慮してもらえないかを相談しましょう。難しいなら、特別支援学級も検討するといいです。
本日のまとめ
昼夜逆転や不登校の問題を解決するには、愛情バロメータをアップして、話し合いができる状態にすることが重要です。
子どもと冷静に話し合いができるようになるまでは、愛情バロメータのアップに注力しましょう。無理やりいかせても解決しません。
明日ですが、「子どもにイライラしてばかりでつらい人へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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