先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
友達の裏切りやいじめで不登校。立ち直ったものの中2冬また行かなくなった。中3から行くという言葉を信じ、うるさく言わず自由にさせた。でも行かなかった。
休んだら学校の時間はゲームをしないルールを決めたが守れず、朝から晩までゲーム、暴言、爆音。
本人は高校へ行きたいと言うがもう2週間以上欠席。ぐうたらな生活をして、ろくに勉強もしないで、本当に高校生になれるのか?
うるさく言わず見守れと言われてもこれ以上できない。
お子さん自身辛い過去があり、親としても不安や焦りの気持ちが出ているのだと思います。
では、なぜお子さんは学校に行けないのでしょうか。いじめやいじりが原因の不登校の解決方法をお伝えします。
現在の子どもの気持ちとは?
はじめに、今の子どもの気持ちについて考えていきましょう。おそらく「中3から行く」という言葉から、将来が不安、高校には行きたいのだと思います。
ただ、友達の裏切りやいじめなどのトラウマから、学校が怖い、行きたくても行けないという気持ちもあるでしょう。つまり、どうしたらいいかわからない状態です。
ここで「休んだらゲームをしない」というルールを作ってしまうと、子どもは心が苦しくなります。学校に行きたくても行けず、仕方なくゲームをやっている状態だからです。
結果的に、子どもは自分を守るために暴言を吐いたりするでしょう。
親が子どものためにできることとは?
では、どうしたらいいのか。今すべきことは、「不安な気持ちに寄り添ってあげること」です。
たとえば「今日、家に一人でいて寂しかったよね」「ゲームやってたんだ。何のゲーム?お母さんにも見せて」という感じです。
寄り添うことで、子どもの心は楽になるでしょう。その上で、少しずつ楽しみを作ってあげることが大切です。
子どもの好きなイベントに参加する、ラーメンを食べに行くなど、一緒に楽しい時間を過ごすことで親子関係も良好になるでしょう。
すると学校は怖いけど、親のことは信頼できる状態になります。心が楽になるので、自分の将来についても考えられるようになります。
行けない理由を明確にしよう
ここまで来たら、学校に行けない理由を明確にして、解決できる提案を行いましょう。
学校が怖いなら、フリースクールや登校支援室からスタートするのもありです。転校して再スタートを切るのもいいでしょう。
大事なのは学校に行くことではなく、子どもが安心して再スタートを切れる場所をつくることです。
サボっているわけではないので、お子さんの気持ちを理解したサポートをしましょう。
本日のまとめ
友達の裏切りやいじめがきっかけで不登校になった場合、学校に行きたくても行けない、でも将来が不安、こんな気持ちになります。
親ができることは、不安な気持ちに寄り添うことです。その後、まずは日々の楽しみを作ることから始めましょう。
明日ですが、「高校受験で合格よりも大切なこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!友達からのいじめやいじりの不登校解決法
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