先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
私は4人の母ですが、過干渉です。愛情はあるつもりですが、自分の思い通りにいかない子育てに考え悩み落ち込んでしまいます。
「人間として最低限のこと以外は干渉しない」とありますが、この最低限のこととはどこでしょうか?
毎日、クリーム塗ってー!水飲んでー!手洗ってー!野菜から食べてー!などとにかく自分のルール?心配事?を叫んで怒ってしまいます。
過干渉をやめて、笑顔で接したいと思っていても、ついつい子どもに色々と言いたくなってしまいますよね。
しかし、過干渉をやめることで親子関係は良好になります。伝えたいことを伝えられる関係になるため、子育ても楽になるでしょう。
※「人間として最低限のこと以外は干渉しない」というのは、干渉できないぐらい親子関係が悪くなってしまった場合です。
親子関係が良くなってきたら、親のルールや心配ごとを伝えられるようになるので、ご安心ください。
人間として最低限守ることとは?
本当に親子関係が悪くなってしまったら、親が何を言っても子どもは言うことを聞いてくれません。
とはいえ、いくら反発されようが言い続けないといけないこともあります。それは「迷傷法」です。
人に迷惑をかけること(隣の家に石を投げるなど)、人を傷つけること(親に対する暴言、いじめなど)、
法律やルールに違反すること(未成年のタバコ、飲酒、夜間の外出など)です。
これらに何も言わないと善悪のつけられない人間になってしまいます。
野菜を食べなかったらどうなるのか?
今回の相談者さんのように、子どものために色々言いたくなる気持ちはよくわかります。
一言「野菜から食べた方がいいよ」と言うのは問題ありません。しかし、言い続けると子どもは荒れるでしょう。
親とは、価値観が違うからです。そもそも子どもは、野菜から食べなくても困りません。
米から食べ太り、好きな人に振られたときに初めて、野菜から食べて痩せるべきか考えればいいのです。
過干渉を止める3つの方法
とはいえ、わかっていても口出ししたくなってしまうものです。このときは、次の3つを心掛けてください。
1つ目は、日々自分がされたらどう思うかを考えることです。大人だって価値観の違うことを強要されたら、嫌ですよね。子どもも同じです。
2つ目は、子どもに宣言することです。「もう言わないように気をつけるね。次言っちゃったらお母さんのこと怒ってね」と伝えましょう。
3つ目は、子どもが荒れるまで待つことです。反抗期が激しくなり手がつけられなくなったら、変わらざるを得なくなるでしょう。
本日のまとめ
荒れる前に過干渉をやめることがベストです。親子関係が良くない場合は、迷傷法に触れること以外は極力言わないようにしましょう。
どうしても過干渉になってしまう時は、自分がされたらどう思うか考える、子どもに宣言する、荒れるまで待つ、のどれかです。
明日ですが、「子どもが人間不信になる最悪の子育て法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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