無言プレッシャーに注意しよう

無言

子どものために愛情を注いで頑張っているのに、なぜか子どもの不登校が改善しない、勉強をしないなどの悩みを抱えていないでしょうか。

その場合、もしかしたら無言プレッシャーをかけているかもしれません。そこで今回は、無言プレッシャーの正体と解決法をお伝えします。

少しでも思い当たる部分があったら、これを意識するだけでお子さんとの関係がさらに良好になります。そして、問題行動もなくなるはずです。

子育ての基本メカニズム

愛情

子育てがうまくいくために必要なことは、親の愛情が的確に子どもに届くことです。これがすべての基本です。

そして、どれだけ愛情が届いているかの指数を、私は愛情バロメータで表現しています。子どもに愛情が届いている状態=愛情バロメータは高い状態です。

愛情バロメータが高くなると、子どもはイライラしなくなり、親の言うことを聞くようになります。

行動エネルギーも高まるので、きちんと学校に行けるのはもちろん、勉強も頑張れるようになるでしょう。愛情バロメータを上げることが、子育てを成功させるコツです。

なぜか子どもがイライラする原因

オムライス

愛情バロメータを上げるには、子どもの要求をできるだけ聞いてあげることと、子どもが嫌がることをしないことです。

たとえば、子どもが好きなご飯を作ることは、要求を聞いてあげることと同じです。そのため、愛情バロメータは上がります。

ただ、頑張って子どもの好きな料理を作っているのに、親の言うことを聞かない、不登校が改善しない、勉強しないことがあります。

この場合、愛情バロメータが上がっていません。ではなぜ、努力しているのに愛情バロメータが上がらないのでしょうか。

もしかしたら、無言プレッシャーをかけている可能性があります。

無言プレッシャーに注意

プレッシャー

無言プレッシャーとは、親が口に出してはいなくても、見えないプレッシャーを子どもに与えてしまっている状態です。

たとえば、子どもに勉強させたいと思ったとき、いちばん言ってはいけない言葉は「勉強しなさい」です。同様に、不登校解決に「学校に行きなさい」は禁句です。

意識的にこういった言葉を使っていなかったとしても、心の中で「なんで勉強しないの?」「早く学校に行かないかな」と感じていると、子どもに伝わります。

すると、無言のプレッシャーになるのです。その結果、愛情バロメータが上がらなくなってしまうのです。

口に出さなくても、心の声は子どもに届きます。つまり、心の底から子どもを無条件で愛することが大切なのです。

本日のまとめ

親子

親の愛情を的確に子どもに伝えることが、子育ての基本です。それをしているのにうまくいかない場合は、無言プレッシャーが原因の可能性があります。

「勉強しなくてもいい」「学校にいかなくてもいい」「元気に生きているだけで幸せ」と心の底から思えると、子どもは変わってくるでしょう。

明日ですが、「完全解説!模擬試験の勉強法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!無言プレッシャーに注意しよう

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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