先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の塾についてです。2か所体験に行き、本人は塾Aに行きたいですが、高額で授業のコマ数も少ないです。
私は、生徒数多く、週2回で遅くまで指導あって費用も安い塾Bがいいと思っています。
迷っていた所コロナ打撃でボーナス額激減し、娘に家計の事情も話し、塾Bでしばらく通塾して欲しいと言いました。
しかし、嫌だという返事。今まで希望が通らなかった不満があったのだなと感じましたが、この後、どうすればよいか迷っています。
学習塾は、高いところだと月10万円、安くても2~3万円はかかります。塾代が高すぎて通わせてあげられないというご家庭もあるでしょう。
今回は、どうして塾代が高額になってしまうのか、また、高すぎて行かせられない場合、どうしたら良いかをお伝えします。
これから塾に通おうか、塾を変えようか迷っている人は、今回の記事で悩みが解決すると思います。参考にしていただければ幸いです。
高い塾と安い塾の違い
最初に高い塾と安い塾の違いについて解説します。私の経験上、4つの違いがあります。
1つ目は、ブランドです。無名の小さな塾より、大手のほうが、同じ内容でも2~3割高くなります。
2つ目は、形式です。集団なら1人の先生が大勢の生徒を見れるので、安くなります。個別だと、先生が見れる生徒は1人か2人なので、その分高くなります。
3つ目は、通う頻度です。週1回と週5回では、もちろん費用に差が出てきます。4つ目は、場所です。都心だと場所代がかかるので、その分高くなります。
つまり、塾の費用を抑えるには、大手ではなくこじんまりした塾を選ぶ、個別ではなく集団にする、通う頻度を減らす、都心ではない立地の塾を探すといいわけです。
行きたくても行かせられないなら?
今回の相談者さんのように、費用面などの問題で行かせられないのなら、子どもにそのことを伝えましょう。この時、冷静に伝えることが大事です。
費用面で行かせられないのに無理やり行かせようとすると、借金をするしかなくなるからです。そこまでして、塾に行かせる必要はありません。
もしお子さんに冷静に伝えても「いやだ」と言うなら、少し様子を見ましょう。子どもがどれだけイライラしようが、無理なものは無理なので、「ごめんね」と伝えればOKです。
今回の相談者さんのように、まずは冷静に伝えることが大事です。
受け入れられる子とそうでない子の違い
冷静に伝えたとき、すんなり受け入れられる子とそうでない子の違いは、2つあります。1つ目は、日頃の接し方です。
子どもに対して命令口調だったり、子どもの要求を聞いてあげていなかったら、「いつも私のお願い聞いてくれないじゃん」と子どもは反発するからです。
そのため、日頃から要求を聞いてあげることが大事です。2つ目は、親のお金の使い方です。
費用が原因で塾に通わせられないと言っているのに、親が高級バッグを買っていたり、冷蔵庫の中が賞味期限切れの食材ばかりで定期的に捨てていたらどうでしょう。
子どもは「そのお金で塾行かせてよ」と思うはずです。費用面を理由にするなら、親も節約しているところを見せる必要があります。
この2つがきちんとできている家庭であれば、きっと子どもは理解してくれます。
本日のまとめ
高い塾と安い塾の違いは、ブランド、形式、頻度、場所です。大手ではなく、こじんまりした塾、個別ではなく集団、頻度を減らして都心以外の立地の塾なら比較的安いです。
費用が理由で行かせられないのなら、子どもにそのことを冷静に伝えましょう。いつも子どもの要求を聞いてあげていれば、こういうとき親の要求も聞き入れてくれるでしょう。
あとは、支払える予算内に収まる塾に変えてもらうか、自宅学習に切り替えさせていけばいいです。お金をかけなくても成績は上がるので、大丈夫です。
明日ですが、「学校の授業が無駄だと感じるときは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが望む塾に行かせられない時は?
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