先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子も高一になり、過去の不登校も乗り越え、一学期の欠席は1日のみ、成績も平均4.1と文句なしでした。
夏休みは自主的に夏期講習へも申し込みましたが、後半数日は行けずにいました。
夏休み中は昼過ぎまで寝ていて、夜も2時まで起きていて、終日自分の部屋で友達とゲームか昼寝をしています。
ご飯も自分の部屋で食べるなど、ほとんど部屋から出てきません。おやすみや、何かあったときに部屋に入った時はいつも通りですが、このままで良いでしょうか?
高校生になると生活リズムが乱れやすく、夏休みは昼夜逆転になることもあります。以前不登校だった子であれば、なおさら心配になるでしょう。
そこで今回は、「高校生の昼夜逆転の直し方」について解説します。
適切な対応をすることで、2学期からは元の生活リズムに戻すことができます。勉強もがんばれるはずです。
夏休み中だけなら問題なし
昼夜逆転生活ですが、実は夏休み中だけなら問題ありません。相談者さんの場合、1学期の欠席が1日のみで、成績も4.1取れています。つまり、1学期は問題なく生活できていました。こういった子が、夏休みに多少生活リズムが崩れるのはよくあることです。
気にしなくていいでしょう。ただし、親子関係に変化が出ている場合は注意が必要です。
夏休みに関係が悪化したことで生活リズムが崩れたなら、早めに改善しないと危険でしょう。
居心地の良い家庭を作ろう
相談者さんの場合、どちらのケースも考えられます。もし関係が悪化しているなら、どうすればいいのか。まずは、居心地のいい家庭を作りましょう。高校生になると、リビングで過ごすことは少なくなってくるものです。とはいえ、ご飯も部屋で食べるのは良くないでしょう。
リビングにいるだけで勉強について言われたり、夫婦喧嘩で雰囲気が悪くなっていたりするなど、何かリビングに出てきたくない理由があるかもしれません。
この原因を改善し、居心地のいいリビングを作りましょう。こうすることで、引きこもりも生活リズムの乱れも治っていくはずです。
関わりすぎに注意
相談者さんのお子さんは、高校生です。この場合、関わりすぎに注意しましょう。中学生くらいまでは、子どもの話を聞いたり一緒にゲームをしたりすれば、親子関係が良くなることが多いです。
しかし高校生以降は、そっとしておいた方が関係が良くなるケースもあります。
距離感が近すぎると嫌がられることも多いので、気をつけましょう。
本日のまとめ
夏休み中だけの昼夜逆転は、それほど問題ありません。しかし、親子関係が悪くなっている場合は注意が必要でしょう。この場合、居心地のいい家庭を作ることが大切です。自然と生活リズムも改善されるはずです。
明後日ですが、「受験を怖がる子どもにできる声かけ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。