教室復帰を目指すときにやるべきこと

教室

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

1年以上不登校です。中高一貫校の中3で、別室登校中です。毎日送迎しています。数ヶ月以内に教室へ戻れなければ、別の高校に変わらざるを得ない状況です。

本人は、そのまま高校に上がりたいようですが、不安が強く、皆と同じ教室へ行くのに抵抗あり、なるべく人に会いたくないようです。どうすればよいでしょう。

今は別室登校ができていても、高校進学のことや子どもの状態を考えると不安になってしまうと思います。

この場合、今、子どもがどういう状況なのかを理解してからサポ-トしていくことが大切です。具体的な手順をまとめたので、参考にしていただければと思います。

行けない理由を細分化しよう

中学生

まずは、行けない理由を突き止めましょう。別室登校ができているので、親子関係はそこまで悪くはないと考えられます。

そのため、教室に戻れない理由が他に何かあるはずです。たとえば、人が怖い、嫌いな友達がいる、人混みが辛い、など。

ここを細かく聞いて解決しない限り、教室には戻れません。今回の相談者さんの場合「不安が強い」と書かれています。

この場合、何に不安を感じるのかまで明確にしましょう。勉強か友達関係か先生の指導なのか。そこを解決しないといけません。

現状と今選べる選択肢を伝えよう

応援する主婦

問題を解決して、再登校できればいいでしょう。しかし、そもそも学校が合わないこともあります。
  • HSP気質で、人がたくさんいる教室にいると辛い
  • 学校の厳しいルールに納得できない
  • 家から学校が遠すぎて、体力的に続けるのが難しい
など。この場合、親ができることを伝えましょう。たとえば距離が遠すぎるなら「近くに母親と一緒に住んで通うことも可能」などです。

そのうえで、「〇月までに戻れなければ、進学できなくなる」などの事実を伝え、子どもにどうしたいかを決めさせます。

子どもに「あなたがどういう道を選んでも、私は応援するよ」と伝えてあげることが大切です。

高校から転校するのもあり

高校

中高一貫校は、公立中学と比べて勉強のレベルが高いことが多いです。そのため、今の状態から復帰できたとしても、その後の勉強が大変になるかもしれません。

また今まで3年間勉強を行ってきた子たちが高校に上がるため、高校のレベルも比較的高いと思います。さらに高校進学後は、そのままの友達関係が継続されることが多いです。

これらを総合的に考えると、もし今勉強が難しかったり、友人関係が上手くいっていなかったりするなら、高校から転校して再スタートを切るのもありでしょう。

家から近くの高校に進学すれば、体力的な負担は軽減されます。通信制高校に進学すれば、校則の厳しさもなくなるでしょう。

本日のまとめ

高校生

親子関係がそこまで悪くないのに学校に行けない場合、必ず原因はどこかにあります。

学力レベルが高くついていけない、友達トラブルがあるなどの場合は、高校を転校し再スタートを切るのもいいでしょう。

明日ですが、「無視や暴言が改善した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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