先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生三年の子を持つ親です。小学校の時支援学級であり、計算が得意ではありません。ゆえに、来年の進路もなかなかきまりにくく苦戦してる様子です。
家でも暴言を吐きます。見ていてつらいです。どうしたらよいでしょうか?
お子さんの進路がなかなか決まらないと、親として心配な気持ちになるのはとてもよく分かります。では、どうすれば進路を決めることができるのでしょうか。
今回は、高校生が進路を決めるために必要なことをお伝えします。お子さんの将来のために、参考にしてただければ幸いです。
進路を決めるための大前提
子どもが自分の進路を決める大前提は、愛情バロメータが高いことです。愛情バロメータが低いと、子どもは自分の将来に希望が持てないからです。
今回の相談者さんの場合、「暴言を吐いている」と書いてあります。これはおそらく、愛情バロメータが低い状態です。
そのため、まずは愛情バロメータを上げていきましょう。メールの文面に「計算ができない」と書いてあるので、おそらく勉強のことに意識が行き過ぎている気がします。
一旦勉強のことは忘れて、子どもの好きな話題の会話だけにするといいでしょう。なお、「思春期の子育て講座」でさらに詳しく解説しています。
>>思春期の子育て講座
夢から逆算して進路を考える
愛情バロメータが上がってくると、子どもは将来のことを考えられるようになります。そこまで来たら、どういう道に進みたいかを一緒に考えましょう。
自動車関連なら、工業系の大学や専門学校に進学するのが良いと思います。今話題の半沢直樹のような銀行マンになりたいなら、大学の経済学部に進むのも良いですね。
明確な夢がなくても、進路を決めることはできます。今興味のあることから、やりたいことを選んでいきましょう。
なお、何もやりたいことが見つからないという場合は、浪人して見つけるか、なんとなくやってみたい方向に進んで後で変える形になります。
オープンスクールに行こう
行きたい学部が決まったら、オープンスクールに行かせましょう。これで、ある程度の方向性が決まると思います。
ただ、夢が明確でない場合、進学してから進路が変わる可能性が高いです。その場合は、どんどん進路を変えてOKです。
学部を変えたり、他の大学を受け直すのもまったく問題ありません。転職してもOKです。大事なのは、最終的にやりたいことを見つけられるかどうかだからです。
つまり、大学受験の段階で完全に明確な進路が決まらなくても問題ないということです。
本日のまとめ
愛情バロメータが低いと、子どもは自分の将来に希望が持てないので進路を決めることができません。愛情バロメータを上げて、どういう道に進みたいか考えさせましょう。
興味のあることから学部、大学を決めます。進学してからやりたいことが変わったら、転部してもOKです。最終的にやりたいことが見つかれば問題ありません。
明日ですが、「成績が上がるノートの使い方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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