中学校の友達が不登校になったら?

中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2息子の友達が不登校になりました。夏位までは一緒に出掛けたりしていました。

以前先生のメルマガで不登校の友達へのアプローチを読み返し息子もやってみる!とLINEをしたりしましたが、今のところ返事はありません。

そういう気持ちだけは伝わってるよ、とはなしていますが、うちにも行ってみると言います。

親御さんから断られたり、友達本人から拒否されて傷つくのではと心配になってきました。親としてどのように見守り支えてやれば良いでしょうか。

今回は、お母さんからの相談ですが、この記事を読んでくれている人の中には中学生もいるので、まずは中学生向けの対処法をまとめたいと思います。

そのあとで、保護者の方にはどんなサポートができるかをお伝えします。ここで説明する流れで進めていただければ、不登校の改善に大きく近づけるはずです。

子ども本人がサポートする場合は、友達と遊ぶことが大事

ゲーム

まずは子ども向けに、不登校になってしまった友達のためにどんなことができるかを解説していきます。以下の3ステップで実践してみてください。

ステップ1 LINEで連絡をする

相談者さんの息子さんがやっているように、まずはLINEなどで連絡を取ってみましょう。

「最近学校来てないけど、なんかあった?」とか、「元気?」「大丈夫?」など軽い感じで連絡を入れると、友達は喜んでくれると思います。

相談者さんの息子さんの場合は、返事がかえって来ていません。これは、LINEの返事をするエネルギーすらない状態です。

この場合、待ってあげれば良いです。1週間くらい待って、「その後調子どう?」という感じで、LINEを入れてみましょう。

ステップ2 放課後に会って話をする

LINEなどで連絡をしても、不登校になっている子はそう簡単に学校には来られません。学校に行けない理由は、心のエネルギーが欠けてしまっているからです。

エネルギー不足によって学校に行けない状態になっているので、エネルギーを充電する手伝いをしてあげましょう。

連絡が取れるなら、「久しぶりに遊ぼう」と誘い、部活がない日の放課後などに会いましょう。一緒にゲームをしたり話をしたりすることで、エネルギーが充電されます。

そのとき「学校おいでよ」とは言わずに、「また遊ぼうね」くらいの軽い感じにすると、友達もプレッシャーを感じずに済みます。

ステップ3 朝迎えに行って一緒に登校する

友達の口から「そろそろ学校いこうかな」というような言葉が出たら、「じゃあ朝迎えにいくよ」と声掛けをしましょう。

久しぶりに学校へ行くのは、友達も緊張します。一緒に行ってくれる友達がいれば心強いですし、迎えに来てもらってるから頑張って行こうと思うはずです。

最初の段階では、迎えに行っても「ごめん、今日はやっぱり休む」となるかもしれません。これは気にしなくて大丈夫です。

「また明日行けそうだったら行こうね」と伝え、帰宅後にLINEで連絡をしてあげましょう。

保護者の場合、サポートする子どもをサポートする

親子

保護者の場合、今説明した3つのステップを子どもに教えてあげてください。その後、以下のステップでお子さんをサポートすると良いです。

ステップ1 子どもの頑張りを認める

まず子どもの頑張りを認めてあげましょう。友達のために頑張っても、すぐに成果が出るとは限りません。

成果がでないと子どもは落ち込みます。そんなときは、アドバイスをするのではなく「あなたは頑張っているよ」と認めてあげることが大切です。

落ち込んでいる子でも、親に認められることで気持ちが楽になります。

ステップ2 事実を伝え、落ち込まないようにする

不登校の改善というのは子どもの力だけでは難しいものがあります。不登校になっている子のお父さんやお母さんが変わることが重要だからです。

そこで、子どもにも「あなたが頑張ってもどうにもならないこともある」という事実を伝えましょう。その後で、

「結果がどうあれ、友達のためにあなたが今できることをしてあげられていたらそれでいいんだよ」と伝えるのも忘れずに行いましょう。

本日のまとめ

心

友達が不登校になってしまったら、まずは軽い感じで連絡を取ってみてください。放課後に会って一緒に遊ぶなど、その子の心のエネルギーを充電させることが大事です。

保護者の場合、たとえ成果が出なかったとしても、子どもが友達の不登校を改善しようとしている頑張りを認めてあげてください。

また、不登校は親が接し方を変えることが重要です。子どもがいくら頑張ってもどうにもならないこともあるという事実も、伝えてあげましょう。

もし不登校の子の親と知り合いなら、私の「思春期の子育て講座」を紹介してもらえると、問題の解決に大いに役立つと思います。

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次回ですが、「父親専用子育て理論」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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