子育てが成功する100対1の法則

親子

ありがたいことに、私は現在年間3000組の親子の勉強や子育てをサポートしています。

毎月300名以上のお父様お母様をサポートしていると、子育てが上手くいく方といかない方の違いが明確にわかるようになります。

そこで本日は「子育てが成功する100対1の法則」というお話しをします。子育てが上手くいっている方は、知らないうちにこの法則を理解しています。

上手くいかない方は、100対1ではなく、1対1、もしくは1対10で子育てを行っています。この違いについて解説します。

松下幸之助さんに1億円欲しいと聞いてみた結果

あなたの家には「Panasonic」の家電がありますか?Panasonicは、松下幸之助さんという方が作った会社である松下電器のブランドです。

※松下幸之助さんのことを知らないという場合は、こちらの書籍を読んでみてください。

>>道をひらく

生前、記者の方が松下さんにこんな質問をしました。「1億円欲しいのですがどうしたらよいですか?」と。

すると松下さんは「自分が欲しい分の10倍の価値を作り、人に与えなさい。そうすればその中から1は返ってくる」と言われました。

子育ても全く同じ!10与えると1返ってくる

実はこの原則、子育ても同じです。子どもの要求を10聞くと、1くらいは親の要求を聞いてくれます。

私がサポートしている方の中で、子育てが上手くいっている方は、皆さまこの考えを持っています。つまり、無心で子どもの要求に応えるのです。

すると、どうしても親の意見を伝えたいとき(例えば、タバコだけは絶対にやめなさい。宿題だけは必ず出しなさいなど)子どもは親の言うことを聞きます。

一方「うちの子、親の言うことを全く聞かないんです」と悩まれている方は、10ではなく5くらいしか子どもの要求を聞いていません。これだと子どもは親の言うことを聞きません。

100与えてリターンはいらないくらいがちょうど良い

すみません、ウソをつきました。ここまでの話は「仕事」の話です。子育ての場合、10与えても返ってこないことがあります。

実際は、100くらい与えてようやく1くらい返ってくるのが子育てです(笑)だから多くの方は、挫折します。ではどうしたら良いのかというと、考え方を変えることが大事です。

「私はうちの子の要求を100聞く。それで何も返ってこなくてもそれでよい。なぜなら、生まれてきてくれただけで1万以上の幸せをもらえたから」くらいの気持ちで向き合うことが大事なのです。

実はこういった気持ちになれた瞬間に子どもは変わります。1どころか100以上、親に返してくれる子も出てきます。そこまで、与え続けられるかが子育て成功のカギなのです。

本日のまとめ

子育てにおいて大事なことは、「リターンを意識しないこと」です。現実的には、100与えたら、必ず1は返ってきます。ただそれを期待して子育てをするのは良くないです。

リターンを期待しない子育て=無条件の愛情です。この考え方ができた瞬間、今抱えている問題の9割以上は解決します。是非試してみてください。

明日ですが、「高校受験で出題される範囲を公開」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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