最近、自閉症スペクトラムの子どもが増えています。「うちの子、自閉症かもしれない」と感じたことのある方も少なくないでしょう。
そこで本日は、本田秀夫先生の著書「自閉症スペクトラム10人に1人が抱える生きづらさ」を参考に
お子さんが該当するかどうか、該当する場合はどういうところを意識して子育てすればいいのかを解説していきます。
※一部、私の解釈でお伝えするところもあるため、著書の内容と異なる部分もあるかもしれません。
>>自閉症スペクトラム10人に1人が抱える生きづらさ
発達障害の子に限らず、思春期の子みんなに共通する大切なお話です。参考にしていただけると嬉しく思います。
自閉症スペクトラムチェック
はじめに、次の2つにお子さんが当てはまるかどうかチェックしてみてください。
- 臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいと言う本能的思考が強い
- 上記の子どもの特徴によって、親が困っている
2も当てはまる場合、自閉症スペクトラム障害の可能性があります。支援が必要な可能性があるケースです。
ちなみに私自身は、対人関係は得意ですが、自分のペースを維持したいという思考は強いです。なので、自閉症スペクトラムグレーゾーンだと思います。
自閉症スペクトラムの子育て法
子どもが自閉症スペクトラムだと診断できた場合、次の2つのことを意識していきましょう。
1つ目は、「小学校高学年までは特訓をしない方がいい」ということです。発達障害の子は、得意なことと苦手なことが極端な傾向があります。
苦手なことは簡単に克服できないため、挫折につながってしまいます。小学校高学年以降に特訓した方が、克服しやすいでしょう。
2つ目は、「小学校高学年までに自信をつけさせる」ことです。小さな頃から自信をつけておけば、困難を乗り越えられるようになるからです。
自信をつけるためには、保護的な環境の提供(子どもが失敗しても守られる環境をつくる)、得意なことを十分に保障(得意を伸ばす)、
苦手な事の特訓を極力させない(苦手の克服は避ける)、大人に相談してうまくいった経験をさせる(成功体験)を意識するといいでしょう。
自閉症スペクトラムの子に上手に接するコツ
自閉症スペクトラムの子に限らず、思春期の子全般に共通する上手に接するコツがあります。それは、
- 先に本人の言い分を聞く
- 命令ではなく提案する
- 言行一致を心がける(親の言葉と行動を統一する)
- 感情的にならない
- 情報を視覚提示する(イメージしやすくする)
- 目に見えにくいものを言語で構造化する
- こだわりはうまく利用する(長所と捉えて伸ばす)
本日のまとめ
自分のペースを維持したいという気持ちは、多かれ少なかれ誰でもあるでしょう。つまり、自閉症スペクトラムかどうかは、程度で決まると言うことです。
もし該当する場合、本田先生の著書は大変参考になるかと思います。
明日ですが、「教室復帰を目指すときにやるべきこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!自閉症スペクトラムチェック
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