先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1、ADHDの息子です。入学直後から五月雨登校、6月の中間テストで痛い経験をして、登校することの大切さに本人なりに気付き夏休みまでは登校していました。
しかし、塾(個別)で担当講師の変更を機に行かなくなりました。部活も休むようになり、理由は教えてくれません。新学期3日目から行けなくなりました。
頑張って行く度に後悔するそうですが、理由は語らず。勉強の意義を納得できずに未来に希望もなく投げやりです。
学校にも部活にも行けず、さらに理由も話してくれないと、どうすればいいのか悩みますよね。
子どもが未来に希望を持てず投げやり状態なのは、親としても辛いでしょう。
そこで本日は、このようになってしまった原因と親ができる具体的な対策法をお伝えしていきます。
この内容ができれば、子どもとの関係が良好になるでしょう。子どもは未来に希望を持てるようになり、子育ての不安もなくなるはずです。
結論!今のままだと危険です
結論からお伝えすると、今のままだと危険です。
「生きていても意味がない」と投げやりになると、命の危険にもつながる可能性があるからです。
この文章からだとハッキリした原因はわかりませんが、子どもの意思を無視して学校に行かせたりしていませんか?
まだ行けない状態で無理やり説得すると、愛情バロメータが下がります。すると、未来に希望を持てなくなってしまうのです。
また、行きたくない理由を教えてくれないということは、親に言ってもムダだと感じられているのかもしれません。
まずは子どもの気持ちを受け止めよう
では、どうすればいいのでしょうか?第一に、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
学校が合わない場合は、無理に行かせてはいけません。子どもが望むなら、フリースクールや通級を検討するのもいいでしょう。
また、愛情バロメータを上げるためには、子どもにとって居心地のいい家庭を作ることも大切です。
まずは子どもの気持ちを受け止め、心を満たしてあげましょう。
学校に行けない理由を聞こう
愛情バロメータが上がってくると、子どもは親に気持ちを話せるようになります。ここまできてから、行けない理由を聞きましょう。そして、
「お母さんは、あなたが元気でいてくれたら十分よ(無条件の愛情)」
「ただ、出席日数が減ると高校の選択肢は減ってしまう(現実を伝える)」
「学校の先生に相談すると助けてくれるかもしれないよ(できるサポート)」
など、現実とできることを伝えましょう。良好な親子関係があれば、子どもは自分の未来をしっかり考え、選択できるようになります。
おそらく今は愛情バロメータがまだ低いので、まずはそこから改善していくことが大切です。
本日のまとめ
子どもが「生きていても意味がない」と投げやり状態になっている場合、子どもの気持ちを受け止めて、居心地のいい家庭をつくりましょう。
子どもの心を満たしてあげることが最優先です。その上で、子どもの意志を尊重しながら、今後のことを話し合うようにしましょう。
明日ですが、「親が変われば、不登校や暴言はなくなる?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!心を閉ざす子どもへの関わり方
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