先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の娘のあまりの言動で、無条件に愛することができません。
毎日の言い争いに腹が立ち、疲れ、要望を聞いたり褒めたりすることができなくなり、産んだ後悔すら感じてしまいます。
ここまでになってしまった場合、何から始めれば良いのかわかりません。
今回の相談者の方のように、子どもを愛することができなくなってしまった方もいます。ただ、子どもにとって、親など養育者からの愛情は大切です。
そこで、この記事では「子どもを愛せなくなったらどうすればいいか」を紹介しましょう。しっかり対処すれば、子どもの未来は明るくなります。
無理して無条件に愛する必要はない
まず、どうしても子どもを愛するのが難しい場合、無理する必要はありません。
親も人間ですから、暴言を言われたりすると、子どもを愛せなくなるのは、当然だからです。
そうなった自分を責める必要もありません。むしろ、ここまで懸命に子どもに向き合ってきた自分を褒めましょう。
一時的にお子さんと距離が離れてしまったとしても、これまで子どもに注いできた愛情は無駄ではないので大丈夫です。
ステップ1. 自分の心を癒そう
子どもを愛せない場合、親自身の心が疲れてしまっている可能性が考えられます。
今の状態では、子どもを愛すのは難しいでしょう。そこでまずは、自分自身の心を癒すことをが大切です。
カウンセラーに話を聞いてもらったり、学校の先生に協力してもらったりしてみましょう。
子どもに向き合うのは、いったん父親や祖父母に任せてもいいです。自分の心を癒すことをを優先しましょう。
ステップ2. 子どもと距離を取ろう
子どもと向き合うのを、父親など第三者に任せられない場合、母親はいったん子どもと距離を取るといいです。
ストレスを感じながら子どもの近くにいるのは、親にとっても子にとってもよくないからです。まずは児童相談所に相談しましょう。
状況によっては、子どもを預かってもらえることもあります。里親制度や、施設などを紹介してくれるかもしれません。
また、経済的に可能なら全寮制のフリースクールも効果的です。子どもと距離を取り、お互いに落ち着いた後で、再度子育てをやり直していければ大丈夫です。
本日のまとめ
子どもからひどいことを言われれば、子どもを愛せなくなることもあります。
そういった時は自分を責めずに、自分の心を癒しましょう。一時的に子どもと距離を取って、落ち着いた後で再スタートを切ることも大切です。
明日ですが、「自閉症スペクトラム障害10問テスト」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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