先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の息子には、過干渉な育て方をしてきてしまい、部活や塾等の忙しさもあり、自律神経の乱れが出てきてしまいました。
夜もぐっすり眠れていないようで、とても心配しています。部活動も今は休んでいます。
勉強をし始めると調子を崩しがちなのも、とても心配しています。どうにか改善してあげたいので、アドバイス宜しくお願い申し上げます。
子どもがうまく寝られず、体調を崩していると、親として不安になりますよね。また、それによって部活や勉強もうまくできていないと、子ども自身も辛いでしょう。
「夜、寝付けない」という症状は、自律神経がうまく働いていない時によく現れます。
そこで今回は、子どもの自律神経を整える方法について紹介しましょう。自律神経を整えられれば、寝不足は解消されるはずです。
まずは優先順位を考えよう
今回の相談者さんのお子さんは、「寝られない」「部活を休んでいる」「勉強できない」という3つの問題で悩んでいます。
これらすべてを、同時に解決することはできません。まずは優先順位を決めましょう。一番大事なのは、「子どもの健康」です。
そこで、まずは寝られない問題を解決しなければいけません。寝不足の状態が続けば、健康を害することになるからです。
部活や勉強の問題は、きちんと寝られるようになり、健康になってから考えましょう。
寝られない原因をチェックしよう
それでは、子どもが寝られないのにはどのような理由があるのでしょうか?
大人にも共通することですが、ストレスが溜まっていたり、悩み事があったりすると寝付けなくなります。
まずは、子どもにとってストレスの種や、悩みの種になっているものは何かを考えましょう。
部活や塾が原因なら休ませたり、別のところに変えたりすることでストレスを取り除けます。原因特定のためにも、子どもの本音をしっかり聞くことが重要です。
自律神経失調症の治し方
自律神経の状態が悪く、寝られないような症状のことを「自律神経失調症」と言います。
自律神経失調症を治すには、まず生活リズムを整えることが重要です。寝る前のスマホをやめるのも効果的でしょう。
また、バナナを食べるのも効果があると言われています。バナナに含まれるセロトニンには、自律神経の調整効果があるからです。
それでも症状が改善しない時は、児童精神科に相談しましょう。一時的に、軽い薬、サプリ、漢方などを使うことで改善するかもしれません。
本日のまとめ
眠れない状態が続くと、今度はそれ自体がストレスになって、自律神経の状態はさらに悪化してしまいます。
まずはストレスの種、悩みの種を取り除き、毎日しっかりと寝られるようにしていきましょう。
明日ですが、「時代遅れの子育て法TOP5」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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