子どものころの生活が原因で、大人になっても生きづらさを感じるケースは多くあります。
このような、子どものころの生活に原因を持つ心理状態は、大人になってからではなかなか解決することができません。
今回は、生きづらさを感じるケースとして「アダルトチルドレン」について紹介します。この記事を読めば、アダルトチルドレンが何か、どうすれば克服ができるかわかります。
アダルトチルドレン(AC)とは?
そもそもアダルトチルドレンというのは、子どもの頃に家庭内のトラウマによって傷付いて、そのまま大人になってしまった人たちのことです。
「自分自身のために感情を感じられない」「誰かのために生きることが生きがい」「よい子を続けられないことに罪悪感を覚える」「居場所のない孤独感」といった状態になります。
これらの症状は全体として、自分軸ではなく他人軸で考えてしまうというものです。
自分のことを軽んじてしまって損をしたり、自分のために何かをする意欲が湧かなかったりするという悪影響があります。
わが子がACにならない3つの方法
自分の子どもが、将来アダルトチルドレンにならないようにするには、3つのポイントがあります。
1つ目に、親の期待を押し付けすぎないようにしましょう。子どもの頃から、「親を喜ばせる」ということが人生の目的になってしまうのはよくないからです(多少は問題ない)。
2つ目に、過干渉にならないようにしましょう。自分で考えたり、言いたいことを言ったりできなくなってしまうからです(迷傷法など、必要なことは言わないといけない)。
3つ目に、居心地のいい家庭を作りましょう。「自分の居場所がある」と感じられると、自分への自信も付きやすくなります(ダメなことをなんでも許すことではない))。
もしなりかけてしまったら?
それでは、もし子どもがアダルトチルドレンになりかけている場合は、どうしたらいいでしょうか?
まずは「○○しなさい」というような言葉を減らしましょう。強い指示は、子どもから自分で考える気力を奪ってしまいます。
また、夫婦喧嘩をする場合は、子どもの見えないところでするようにしましょう。親の関係を良くしたいと、子どもが気を遣ってしまうからです。
もしパートナーが子どもに悪い影響を強く与えているなら、距離を取ることも考えましょう。
本日のまとめ
家庭が子どもにとってトラウマの場になっていると、将来アダルトチルドレンになる可能性が高くなります。
そうならないためにも、まずは家庭環境を良くし、子どもが自分のために物事を考えられるようにしましょう。
明後日ですが、「子どもの自律神経を整える方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。