【元中学校教師が解説】発達障害の子供の勉強法と教え方

勉強

「勉強しているのになかなか成績が上がらない」

「発達障害があるから成績が悪くてイライラする」

という悩みを持っていないでしょうか?安心して下さい。子どもが発達障害であっても、きちんとサポートすれば成績はきちんと上がります!

そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、発達障害の子どもの勉強法と親のサポートの仕方について解説します。

この方法でしっかりと勉強を進めていけば、発達障害であっても成績を上げることは可能です!

子どもが勉強しない理由・・・発達障害が理由ではない?

悩む

発達障害の子がいるお父様お母様から、こういった相談をよくいただきます。

うちの子は、発達障害だから勉強しないんです。

これは、少し勘違いです。発達障害だから勉強しないということはありません。では、なぜお子さんは勉強しないのでしょうか?子どもが勉強しない理由は、2つあります。

1つ目は親子関係が悪いこと、2つ目は動機付けができていないことです。これは、発達障害があっても、そうではなくても同じです。

親子関係が悪い

親子

親子関係が悪いと、子どもは家に居るだけでイライラします。つまり、勉強どころではなくなるのです。

きちんと親子関係を良好にして、子どもが勉強したいという気持ちにお父様とお母様が持っていくような声かけをきちんとすれば、お子さんが発達障害だろうがきちんと勉強するようになります。

動機づけができていない

やる気

楽しくもない勉強を、自ら進んで勉強する子はほとんどいません。親がきちんと動機づけをして、やる気を引き出すことが大事です。

これをきちんとすれば、子どもが発達障害でも勉強します。

効率の良い勉強方法は同じ!基本はワークを繰り返すこと

勉強

次に、勉強方法です。お子さんが発達障害の場合、どういった方法で勉強させれば良いのでしょうか?実は勉強のやり方は、一般的な子と同じです。

たとえば、数学や社会であれば、学校の問題集をとにかく繰り返し解きましょう。数学だったら、繰り返し解くことで問題の解き方を覚えていくのです。

社会だったら、繰り返し解くことでワークに載っている語句を覚えていくのです。もちろん、発達障害ではない子に比べたら、若干時間はかかるかもしれません。

通常3回ワークを解けば覚えられるところが、5回解かないと覚えられないこともあります。しかし、違いはそれだけです。

丁寧にやっていけば、お子さんが発達障害であっても志望校合格に必要な点数を取ることはできるのです。

それ以外にも、漢字の場合はきちんと単語カードを使って覚えていく。教科書の長文読解の問題であれば、音読をしっかりする。

こういった、効率よく成績を上げるための勉強方法を、お子さんに丁寧に勉強法を伝えてあげましょう。

勉強方法なんてわからない!という場合は、こちらのページを参考にしてみてください。

>>元教師が解説!効率の良い中学生の勉強方法解説ページ

教え方のポイントは「マンツーマン」と「イラスト」

ポイント

勉強方法は同じなのですが、親のサポート方法は少し工夫が必要です。発達障害の子の場合、次の2つのポイントを意識してください。

もちろん、この方法は、お子さんが発達障害でなくても効果的な方法です。

イラストや図を使って教える

図

発達障害の子は、イメージ力が低い子が多いです。言葉や文章だけで説明しても、イメージがわかないので問題を理解できないのです。

そこで、図やイラスト、表などを使って説明するようにしましょう。これだけで、発達障害の子の理解度が上がっていきます。

数学の説明問題であれば、絵を書いて説明してあげるだけで理解力が上がります。

マンツーマンで教える

親子

勉強を教える方法には、授業形式で集団で教える方法とマンツーマンで教える方法があります。

発達障害の子は、他のこと比べて理解度が低い傾向にあるので、集団で教えて理解させるのは難しいです。

そこで、お父様お母様や家庭教師の先生、塾の先生などがわからないところをマンツーマンで教えてあげると良いです。

まずは、この2つのポイントを意識して、お子さんをサポートしてあげてください。

小中学生の場合、目標を高くしすぎないようにする

目標

発達障害の子以外でも、勉強が苦手な子のお父様お母様に私がいつも伝えていることがあります。

それは、目標を高くしすぎないということです。たとえばお父様お母様は中学生の時、オール4くらいの成績を取れていたとします。

しかし、子どもはオール2くらいだとします。すると、「なんでこんな問題ができないんだ」と考えてしまいます。

これは、無意識に過去の自分と比較してしまうからです。「自分のは1回解けば理解できたのに、うちの子は3回やっても解けない。なんでできないの」と思ってしまうのです。

こういった思考になると、子どもを苦しめてしまいます。そこで、一旦目標を下げるようにしましょう。

まずはオール2、定期テストで全教科30点くらいを目指すという目標に切り替えるとよいです。すると勉強の進み具合が遅かったとしても、イライラする事はなくなると思います。

オール2がきちんと取れるようになったら、オール3を目指そうという感じで徐々に目標を上げていった方が、お子さんの成績アップにつながりやすくなるでしょう。

高校受験合格を目指しているなら、進路選択を考えよう

受験

今回お伝えした内容を意識して、発達障害の子どもの勉強に向き合っていただければ、少しずつ成績は上がってくると思います。試していただければと思います。

また、発達障害の子がいるお父様お母様の中には、「発達障害の子の高校受験をどう進めればいいかわからない」と悩んでいる人もいます。

もしかしたらあなたも、同じような悩みを持っていないでしょうか?実は、あるポイントを意識して進路選択を進めれば、その子に最適な進路を見つけることができます。

そこで次のページでは、発達障害の子どもの高校進学先の決め方について詳しく解説しています。最適な進路を見つけることができれば、子どもの未来も明るくなると思うので参考にしてみてください。

>>元教師が解説!発達障害の子どもの高校受験戦略

さらに短期間で、子どもの成績を上げる裏技


最後になりますが、現在私は、思春期の子どもとそのお父様お母様向けに、短期間で爆発的に成績が上がる方法を解説する勉強会を、全国でおこなっています。

ただ、年に数回しか行っていないため、距離やタイミングの関係で参加できない方がいるのも事実です。

そこで、現在有料の勉強会でお伝えしている方法を無料で解説する講座を配信しています。題して「7日間で成績UP無料講座」です。

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本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!発達障害の子供の勉強法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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