先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
部活で唯一の同級生が怪我で部活ができなくなり、それをきっかけに中2の息子は部活に行けなくなりました。
ゲーム、スマホ三昧の毎日です。少しでもスマホから離れる時間を作るため、部活を続けて欲しいのですが、息子は部活を辞めると言ってます。
復帰を強く勧めた方がいいのか、息子の意思通り辞めさせた方がいいのでしょうか。
何かのきっかけで部活に行きたくなくなることは、思春期の子どもはよくあります。簡単にやめさせてもいいものか、親としては判断が難しいですよね。
このときの対応を間違えると親子関係が悪くなり、ひどい場合には不登校につながってしまうこともあります。そこで、判断方法と解決策をまとめました。
今日の話を意識していただければ、お子さんは充実した学校生活を過ごせるでしょう。子育ての不安もなくなるはずです。
原因は「愛情不足」か「楽しくない」から
相談の中で「同級生が、ケガで部活ができなくなったのをきっかけに」とありますが、これはきっかけでしかありません。つまり、根本的な原因は別にあります。
ここをなくしていかなければ、部活に行きたくなることはないでしょう。この相談者さんの場合、原因として考えられることが2つあります。
1つ目は、愛情不足です。愛情不足だと、心が満たされません。心の器が小さくなり、すべてのことに投げやりになってしまいます。
2つ目は、楽しくないからです。親子関係が良好であっても部活が楽しくなければ、どこかのタイミングで行きたくなくなります。
まずは愛情バロメータUP
愛情不足の場合、まずは愛情バロメータを上げることが大切です。現状お子さんは「部活に行きたくない」と言っているので、無理に行かせてはいけません。
「行きたくないなら、無理に行かなくてもいいよ。他にも楽しいことあるから一緒に考えていこうね」と伝えましょう。
その上で、空いた時間は子どもの話し相手になってあげたり、一緒にゲームを楽しむなど、子どもの求めていることを聞いてあげるのがいいです。
すると愛情バロメータが上がります。愛情不足が原因で部活をやめたかった場合、「部活もう一度頑張ろうかな」と子どもから言ってくると思います。
部活がつまらないなら、他の楽しみを作る
部活が楽しくないことが理由なら、無理に続けさせる必要はありません。今すぐやめさせましょう。
そのうえで、他に楽しみを作るといいです。転部する、クラブチームに入る、趣味の時間に使うなどです。
居心地のいい家庭をつくり、家族の時間を楽しむというのもいいでしょう。親子で一緒に夕飯を作るとかも楽しいです。
部活は子どもの人生を充実させるための手段のひとつであり、そこにこだわる必要はありません。
良好な親子関係ができていれば、子どもは行動するエネルギーがあります。部活を辞めたとしても、将来に希望を持って前向きに過ごすことができるはずです。
本日のまとめ
子どもが部活をやめたいという場合、「愛情不足」か「そもそも楽しくない」かが原因として考えられます。
まずは愛情バロメータを上げて、子どもが充実した人生を送れるよう楽しみを見つけてあげましょう。
部活を辞めたとしても、将来の希望を持って前向きに過ごすことができれば、何も問題はありません。
明後日ですが、「勉強したくない高校生のやる気UP法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!スマホ依存の子どもには部活をさせるべきか?
記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。