先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
> 中学2年生の息子が1人います。先日、高校のオープンスクールがありました。オープンスクールに行くので部活を休むことを顧問の先生へ伝えると『もう行くの?』と言われました。
> 息子はあまり乗り気でなかった(そこの高校がではなく、オープンスクールそのものに)のを行ってみようと言う気持ちに説得したのに先生からそのような事を言われると判断を間違ったのだろうか?と考えてしまいます。
> まだ必要なかったのでしょうか?
志望校を決めるとき、オープンスクールは非常に大事です。では、いつから行けばよいのでしょうか?適切なタイミングの見極め方について解説します。
この考え方を理解しておけば、今後受験の進路選択で失敗することがなくなりますよ!
おすすめは2年生、無理なら3年生
最初に結論からお伝えします。オープンスクールは、可能であれば2年生から行ったほうが良いです。なぜなら子どもは行きたい高校が見つかると、ご褒美なしで勉強できるようになるからです。
2年生からオープンスクールにいって、「この高校に行きたい」という明確な目標が見つかれば、その後の勉強が本当に楽になります。目標があるのとないのでは、やる気に大きな差が出るからです。
ということで、理想は2年生、通常は3年生の夏、遅くとも3年生の冬には、オープンスクールor学校説明会に参加されることをお勧めします。
注意!子どもの気持ちが最優先
ただ、今回の相談には一つ引っかかるポイントがあります。それは、「息子はあまり乗り気でなかった」という部分です。乗り気でないのに無理やり連れていくのは過干渉です。
愛情バロメータも下がりますし、嫌々行っても、進路選択に繋がりません。そういった意味で考えると、今回の相談者の場合は無理にオープンスクールに連れていかないほうが良いと思います。
あと、行きたくない理由をしっかり確かめることも大事です。オープンスクールに行く学校が嫌なのか、親と一緒に行くのが嫌なのか、2年生で行くのが嫌なのかによって対応が変わってくるからです。
もし親と一緒が嫌なら、1人で行けばよいです。この辺りは、子どもも意思を尊重してあげましょう。
部活が好きな子の場合、練習に参加させてもらおう
今回はオープンスクールの相談なので、一つ似たようなケースを紹介します。部活動の練習会です。例えばお子さんがサッカーが好きなら、2年生から強豪校のサッカーの練習会に参加させてもらうと良いです。
もし練習会で監督から、「君いいね!名前なんて言うの?」と一言言われたら、子どもの心が動くからです!子どもは単純なので「期待されている」一言をもらうだけで「俺、あの高校に行きたい」という強い気持ちが出てきます。
その後親が「あの高校に入るためには偏差値〇は必要だよ」と伝えれば、あとは勝手に勉強も頑張ります。部活が好きで、将来プロを目指しているような子の場合、2年生から練習会に参加させてもらいましょう。
なお練習会は、学校によって、行っているところ、行っていないところがあります。詳しくは、顧問の先生に聞くか、志望している高校に問い合わせてみてください。
本日のまとめ
オープンスクール、学校説明会、部活動の練習会、こういった行事には積極的に参加しましょう。「この学校に入りたい」という気持ちを持つことができたら、勉強も頑張れるからです。
>>高校受験の勉強方法はこちら
ただ、最優先は子どもの気持ちです。無理に行かせるのは過干渉になるので、やめましょう。自然な形で子どもが行きたいと思えるように、日ごろから愛情バロメータを上げておくことが大事です。
明日ですが、「1分で1個覚えられる漢字の記憶法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。