思春期の子育てを成功させるためには、様々な方程式(考え方)があります。今日はその中でも特に大事な「北風よりも太陽理論」を紹介します。
もしあなたが、この理論を読んで「確かにその通り!」と思えるなら、既に子育てが上手くいっているorまもなく上手くいき始める段階だと思います。
一方「そんなわけない!」と思うなら、少し価値観が古い(昭和初期の価値観)可能性があります。
時代は日々変わっていくので、今の時代にあった方法で子育てをするためにも、早い段階でこの理論を取り入れてみてください。
今まで上手くいっていなかった親子関係が、突然良い方向に変わり始めますよ。また現時点で上手くいっている場合は、今後大きな反抗期や引きこもりを経験しなくて済むようになるはずです!
寓話!北風よりも太陽とはどういう話?
最初に、北風と太陽の話についておさらいします。昔、北風と太陽が喧嘩をしていました。お互いに「僕の方が強いんだ」と言い争っていたのです。
そこでどちらが強いかを決めるため、目の前にいる旅人の服を、どちらが先に脱がすことができるか勝負することにしました。
最初に北風が冷たい風を浴びせました。その結果、旅人は「寒い」と言って、ますます服を着こんでしまいました。次に太陽が暑い光を浴びせました。その結果「なんて暑さだ」と言って、すぐに服を脱ぎました。
力づくで服を脱がせようとした北風は、旅人の気持ちを考えて服を脱がせようとした太陽に負けてしまったのです。
この寓話からわかることは「力づくで人を変えようとすると、返って反発する。相手の気持ちを理解して対応するからこそ、人は変わる」ということです。
子育ても同じ!勉強しなさいでは子どもは勉強しない
子育ても原理は同じです。例えば、子どもを勉強させたいとします。ここで、「早く勉強しなさい」と言っても子どもは勉強しません。親に反発するだけで、ますますやらなくなります。
ではどうしたら良いのか?大事なことは、太陽の方法を使うのです。つまり、子どもの気持ち「どうしたら子どもが勉強したくなるか」を考えるのです。
方法は子どもの状況によって変わってくるのですが、例えば、心の底から行きたい進路が見つかったらどうでしょうか?親が何も言わなくても勉強しますよね?
大好きなお父さんお母さんと勉強を頑張ると約束をしたらどうでしょうか?お父さんとお母さんから「何か手伝おうか?」と言われたら、嘘をつくのはダメだと感じて、少しぐらいは頑張りますよね?
力づくで命令する方法では動かなかった子どもでも、子どもの気持ちにあったサポートをすれば動くようになるのです。
北風で動くのは、小学校低学年まで
もちろん、北風で子どもを動かすことも可能です。例えば子どもが小さいころ(小学校低学年くらいまで)であれば、親が鬼の形相で「勉強しなさい」と言えば子どもは勉強します。
ただこれは、勉強したいからしているのではなく、親が怖いからしているのです。そして、こういったやり方は、思春期(小学校高学年くらい)になると効果がなくなります。
親のことを怖いと思わなくなるからです。それどころか「今までよくも俺をコントロールしたな」と反発するようになります。これが不登校、家庭内暴力、引きこもりなどです。
今北風で子どもをコントロールできていたとしても、いずれ効果はなくなります。それどころか、3倍になって返ってきます。そうなる前に、太陽光線に切り替えることをおすすめします。
本日のまとめ
昔の人って、本当に頭がいいです。世の中を生き抜く知恵を、たくさんの寓話にして教えてくれたからです。
北風と太陽という寓話は、子育て、夫婦関係、職場の上下関係など、人間関係全てを成功させる方法を教えてくれています。
最近あまり寓話を読んでいなかったなーという場合は、久しぶりに読み直してみてください。
>>きたかぜとたいよう
きっと新しい発見が見つかると思いますよ。
明日ですが、「30年間カップラーメンを食べ続けた子どもの末路」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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