先日、YouTubeの対談企画で、バルセロナオリンピック競泳女子200m平泳ぎでの金メダルを取った岩崎恭子さんと対談させていただきました。
当時の年齢は14歳。つまり、中学生でオリンピック金メダルを取っているのです。そこで本日は、その時にお聞きした「子どもを伸ばす親の習慣」を解説します。
中学生で金メダルを取るためには、親のサポ-トがかかせません。当時岩崎さんがお父さんやお母さんから、どんなサポ-トを受けたかお聞きしてまとめました。
同じようにお子さんをサポートすれば、スポーツで活躍したり、何かの分野で才能を伸ばすことにもつながるはずです。
目次
金メダルを取るためのスクールの選び方
もともと岩崎さんが水泳を始めたきっかけは、お姉さんが水泳をやっていたからだそうです。
つまり、親が無理に入れたのではなく、子どもが「やってみたい」と興味を持った競技を選んでいます(習慣1 子どもの意思を尊重する)。
入ったスクールも、たまたま家から近くてバスの送迎があったからだそうです。
つまり、金メダルを取るために強いチームを選んだのではなく、自宅から無理なく通えるところを選んでいます(習慣2 親の負担も考えてスクールを選ぶ)。
学校や勉強とスポーツの両立方法
オリンピックで金メダルを取ったと聞くと、学校を休み、朝から晩まで練習している姿をイメージするかもしれません。
しかし岩崎さんは、学校にもきちんと通っていました。遠征なども基本的には土日の休みの日に行けるものだけにしていたそうです(習慣3 学校生活はきちんと送らせる)。
勉強については、親から一つだけ言われていたことがあります。それは「宿題だけは必ずやりなさい。宿題は先生との約束だから」です。
毎日練習があるので、なかなか予習や復習はできなかったそうですが、宿題だけはしっかりやっていたそうです(習慣4 約束は必ず守らせる)。
親が意識して行った3つのサポート
岩崎さんに「親からしてもらったサポートで、どんなことがうれしかったですか?」と聞きました。すると、3つのことを教えてくれました。
1つ目は「食事」です。毎日お母さんが、健康のことを考えて、岩崎さんが大好きで栄養価が高いおかずを作ってくれました(習慣5 料理に力を入れる)。
2つ目は「親も楽しむ」ことです。料理を作る時、楽しみながらやってくれたそうです。これは子どもとしてもうれしいですよね(習慣6 子育てを楽しむ)。
3つ目は「送迎」です。遠征などは親が送り迎えをしないといけません。こういったことは、出来る限り協力してくれたそうです(習慣7 頼まれたことは全力で手伝う)。
唯一厳しく言われたのは、「睡眠」だそうです。寝る時間が遅くなると、体調を崩します。そのため、「早く寝なさい」とだけは言われたそうです(習慣8 ダメなことはきちんと叱る)。
途中でやめたいと言ったら?
岩崎さん自身、水泳が楽しかったので、金メダルを取るまでの間に「やめたい」と思ったことは、一度もなかったそうです。
そこで私は「もしそのとき、親に『やめたい』と言ったら、何と答えたと思いますか?」と聞いてみました。
岩崎さんは「たぶん、『自分で考えて決めたことなら、やめればいいよ』と言う気がします」と言っていました。なぜなら、妹さんは水泳をやめているからです。
子どもがオリンピックに出られる実力があるのにやめたいと言ったら、たいてい止めたくなるでしょう。しかし、最後まで子どもの意思を尊重する。
こういった無条件の愛があったからこそ、岩崎さんは全力で練習に取り組むことができたのではないかと思います(習慣9 無条件の愛情で向き合う)。
ぜひ本日紹介した「子どもを伸ばす親 9つの習慣」を意識して、お子さんに向き合ってみてください。
岩崎さんから直接学べる機会があります
実は6月11日に、岩崎さんから直接子どものスポーツをサポートする方法を学べる勉強会があります。
zoomを使ったオンライン形式なので、世界中どこからでも学べます。オリンピック金メダリストでスイミングアドバイザーだからこそ伝えられる、
- 子育てにおけるスポーツの魅力
- 本番で負けない心の作り方
岩崎さんも現在は11歳の娘さんがいる母親なので、子育ての話なども聞けるかもしれません。
お子さんがスポーツや芸術などを頑張っているなら、かなりおすすめの勉強会です。よかったら詳細をチェックしてただければと思います。
>>岩崎恭子のGOLDPROJECT~誰もが輝ける場所を創る~
明日ですが、「不登校の子の気持ちと正しい接し方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!金メダリストに聞く!子どもを伸ばす親 9つの習慣
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