お子さんが勉強もせず反抗ばかりだと、イライラしてつい声を荒げてしまうこともありますよね。しかし、これではいつまで経っても状況は良くなりません。
そこで本日は「反抗期の子どもが優等生になる声かけ法」をお伝えしましょう。心理学の専門家も実践している「受容的傾聴」という手法をもとにしたものです。
この方法を実践すれば、子どもが自然と心を開き、親子の信頼関係が深まります。子どもも親の言葉に耳を傾けてくれるため、子育ても楽になるはずです。
受容的傾聴とは
「受容的傾聴」ってご存知でしょうか?子どもの発言や感情をまず受け止めてから、優しく質問をしていく手法です。
学校の先生やカウンセラーも活用している、基本的なコミュニケーション技術になります。
「いい加減ゲームをやめなさい」「なんでやらないの?」といった否定や追及は、子どもの心を閉ざしてしまう原因となるのです。
一方、受容的傾聴をすることで、子どもは「親は自分を理解してくれている」と感じます。これにより信頼関係が深まり、子どもは心を開いてくれるのです。
効果的な声かけの手順
受容的傾聴を使った声かけは、次の2ステップで行います。まずは「承認」です。
たとえば子どもが勉強していないなら「なかなかやる気が出ないよね」と言う感じで、まずは子どもの気持ちを受け止めましょう。
次に「質問」です。「どうするとやる気出そうかな?」と、子どもの意見を聞きます。
この「承認→質問」という順序で声をかけることで、子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえた安心感から、素直に本音を話し始めるようになるのです。
具体的な声かけ例
では、様々な場面での、効果的な声かけ変換例をお伝えしましょう。
進路編
子ども「高校行かずに働こうと思うんだ」親「高校に行くことに意味を感じないんだね。何かそう思う理由があるの?」
スマホのルール編
子ども「私だけスマホ時間を制限されるのは不公平じゃない?」親「制限があるのが嫌なんだね。他の子は制限はされてないの?」
門限編
子ども「中学生で門限20時は早すぎるよ」親「友達ともっと遊びたいんだね。どんな時に門限で困ることがあるの?」
このように、まずは気持ちを受け止めた後で質問をしてみてください。
徐々に子どもの反抗は落ち着き、良好な親子関係を築くことができるはずです。
本日のまとめ
子どもの発言をすぐに否定せず、まず気持ちを受け止めましょう。その後、質問することで子どもは自然と心を開いていきます。
この「承認→質問」という順序を意識した声かけを実践することで、親子の信頼関係が深まります。いずれ子どもの方から、相談をしてくれるようになるでしょう。
明後日ですが、「勉強しない中2への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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