先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中二の時のいじめや小さい頃からの私達の対応の悪さから神経症になり20日ほど学校を休み中学で50日ほど休みました。なんとか普通科高校に合格しました。
国語と話す事が好きで、放送部で県大会にも進みました。ただ数学が苦手で常に赤点。習った時はわかるのですか、行き渋りもあり困ってます。
この相談者さんのお子さんは、中学のときにも休みがちだったこともあり、不登校になりやすいタイプかもしれません。こういった場合に、親がやるべきサポートをお伝えします。
また、中学と高校では、対応方法も変わります。声かけがうまくいけば、子ども自身頑張って高校に行くことができるでしょう。
好きなことがあり部活でも活躍しているので、より充実した高校生活が送れるはずです。親としても不安がなくなり、毎日が楽になると思います。
考えられる2つの原因
高校に行き渋る原因のひとつは、「愛情バロメータの低下」です。不登校になりやすいタイプの子は、愛情バロメータが下がりやすい気質です。
できる限り要求を聞いたり、過干渉にならないよう、普段から愛情バロメータを意識しましょう。
もうひとつは、「授業がわからないから」です。高校では、中学よりも授業のレベルが上がります。
また赤点を取り続けると、留年や退学の可能性も出てきます。そのため、勉強のサポートが必要です。
今回の相談者さんの場合、後者である可能性が高いでしょう。
授業についていくサポート法
では勉強面では、どのようにサポートすればいいのでしょうか?まずは、予習をさせることです。
特に苦手科目は、予習しないと授業についていくことができません。数学の場合は、翌日に習う範囲の例題を解かせましょう。
他の教科は教科書を読んでおくだけでも、授業の理解度が3~5倍変わります。
その上で、授業でわからなかった部分は先生に聞き、早めに解決させることが大切です。塾や家庭教師などの外部のサポートも、うまく活用するといいでしょう。
学校に行きたくないと言ったら?
今回の相談者さんの場合、授業などの疲れがたまっている状態も考えられます。ここで無理をさせると、長期的な不登校につながりかねません。
そこで「学校に行きたくない」と言ったら、「疲れるよね。たまには休んでゆっくりするといいよ」と共感し、自主性を尊重してあげましょう。
ただし、元気があるときに大事なことだけは伝える必要があります。
「一応、高校の先生に聞いたことだけ伝えておくと、年間30日休むと留年になるらしいよ。あと、赤点が続くと、退学になるらしいよ」
みたいな感じです。このように事実だけは伝えた上で、あとは子どもがどうするかを決めさせるといいでしょう。
本日のまとめ
子どもが学校に行きたくないと言ったり、疲れがたまったりしている状態であれば、無理をさせてはいけません。
子どもに共感して、「たまには休んでゆっくりしてね」と声かけをしましょう。
ただし休む日数によっては、留年や退学になる可能性もあります。その事実だけは伝えた上で、子どもの自主性を尊重してあげましょう。
明後日ですが、「子どものスマホには制限をかけるべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!高校に行き渋る子にかける言葉
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