先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2年男子の母です。冬休みの宿題を年末までに終えるように言うと、出来たと言い、ご褒美として正月はゲームを好きな時間してました。
しかし冬休みの最終日に、驚くほど宿題をしていないのを発見しました。ウソは今まで何回もあります。
愛情バロメータを上げる努力をしても、同じでした。子どものいいなりになっているだけのように感じます。
なぜ、ウソをつくのか?信用せずに、確認まですべきだったのでしょうか?
子どもの嘘がわかったとき、親としては悲しく、心が乱れてしまいますよね。しかし頭ごなしに叱ったり、問い詰めたりしてはいけません。
そこで、本日は子どもが嘘をつく原因と嘘を減らしていくための対処法をお伝えします。実践していただくと、嘘をつかなくなるはずです。
子どもが嘘をつく3つの理由
今回のケースの場合、嘘をつく理由は3つ考えられます。
1つ目は「子どもが納得していない約束をしている」です。親が一方的に決めた約束は、子どもは守ろうとしません。
2つ目は「嘘をついてもいいと思っている」です。以前も同じ状況が起きている場合、嘘を悪いと思っていない可能性が考えられます。
3つ目は「愛情バロメータが低い」です。愛情がうまく届かないと親への信頼がなくなり、約束事を守ろうと思いません。
納得していないルールは守れない
家庭内のルール決めは、親と子どもが納得いくものを一緒に決めていくようにしましょう。
「正月までに宿題を終わらせなさい。終わったらゲームをしていいから」では、子どもは嘘をついても当然です。
親が一方的にきめているからです。そうではなく、「いつまでなら、終わらせられそう?」と子どもに聞いてみましょう。
子どもが納得するルールを決めることで、子どもも頑張ろうと思えます。
人を騙す嘘はダメだと伝える
嘘は良いものではありません。しかし、すべてが悪いわけでもありません。嘘をつかなければ、自分や相手の子が傷ついてしまう場面などもあるからです。
そのため「何が何でも嘘をついたらダメ」と教えるのではなく、「ゲームをするために親を騙す嘘はいいの?」と子どもに問うといいでしょう。
もちろん、子どもは良くないとわかっています。親や人を騙す嘘は、くり返しダメだと伝えていくことが大切です。
また、愛情バロメータが低いと嘘をつくので、日ごろからアップしておくことも意識しましょう。
本日のまとめ
子どもが納得していない約束をしていても、嘘をついてルールを守ろうとしないでしょう。家庭内のルール決めは、親と子どもが納得いくものを一緒に決めていくことが大切です。
何度も嘘をついてきている場合、人を騙す嘘はダメだとくり返し伝えていきましょう。愛情バロメータを上げることも大切です。
明日ですが、「スマホ依存が改善した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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