思春期の子どもと上手に向き合うコツ

親子会話

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

高校1年の娘が、最近急に冷たくなりました。

「おはよう」と声をかけても返事もなく、食卓でもずっと無言です。何か気に障ることをしたのかと思い「どうしたの?」と聞いても、「別に」と言われるだけ。

このまま距離ができてしまうのが怖いです。どう関わればいいのでしょうか。

子どもが急に冷たくなり、声をかけても無言で返されると不安になりますよね。

そこで今回は「思春期の子どもと上手に向き合うコツ」について解説します。

間違った対応をすると、このまま距離ができてしまう可能性があります。上手に対応することで、親子の会話も増え、元の状態に戻れるはずです。

考えられる4つの原因

親子

子どもの態度が突然変わった場合、主に4つの原因が考えられます。

1つ目は、愛情バロメータの低下です。親の愛情がうまく届かないと、子どもは親のことが好きではなくなり、冷たい態度を取ることがあります。

2つ目は、自立するタイミングが来たパターンです。大人になろうとして、無意識に親と距離を取ろうとします。

3つ目は、学校でトラブルが起きた場合です。友達とうまくいっていない、先生からよく叱られるなどで、イライラが溜まっていることもあります。

4つ目は、外部環境の影響です。友達や先輩が親と関わっていないという話を聞き、自分も距離を取ろうとすることがあります。

これら以外にも、疲れが溜まっている、親に知られたくないことがあるなどの理由で、親を避けることもあるでしょう。

適度な距離感をとって接しよう

カレーライス

この場合、グイグイと子どもに迫ると、余計に拒絶が出る可能性があります。今は、適度な距離を取って接することが大切です。

声かけは「おはよう」「お帰り」「おやすみ」などの挨拶程度にとどめ、好きな料理を作るなどで愛情を伝えていきましょう。

「料理を食べない」と言うなら、置いておくだけで構いません。また、親自身が明るく過ごすことで、子どもも話しかけやすくなります。

「何かあったの」「大丈夫」などと心配しすぎると、子どもは「もういい、ほっといて」となるので注意しましょう。

関係が良くなれば、時間が解決する

親子

自立や外部環境が原因の場合は、時間が解決してくれます。高校3年生以降になると、子どもも落ち着いてきます。

親を避ける必要がないと気づき、むしろ仲良く接しようという気持ちになることが多いです。

愛情バロメータの低下が原因の場合は、時間が経っても解決しません。早急に、上げましょう。

どうしても子どもと話したいことがあるなら、パートナーや親戚、塾の先生などに伝えてもらうといいです。

本日のまとめ

愛情

急に態度が変わった原因は、愛情バロメータの低下、自立、学校トラブル、外部環境などが考えられます。

グイグイ迫らず、適度な距離を取って接しましょう。声かけは挨拶程度にとどめ、好きな料理を作るなどして愛情を伝えていきます。

自立や外部環境が原因なら、時間が解決してくれます。

明日ですが、「勉強できる子を育てる親の行動」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!思春期の子どもと上手に向き合うコツ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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