← 道山はいま何位?
今日の話はとても長い話ですが、
かなり重要なのでしっかり読んでくださいね。
私たち大人と言うのは、
どうしても子どもたちを見るときに、
- 自立している子⇒優秀
- 自立が遅い子⇒劣等生
しかしこれは大きな間違いです!
確かに大人になった時には、
ある程度自立をしてほしいのですが、
あまりに早くから自立をしてしまうと、
実は大きな問題が起こります。
それは何かというと、
「冷たい人間になってしまう」
ということです。
私自身今までに1000人以上の
子どもたちを見てきたのでわかるのですが、
- 手がかかる子⇒人間思い
- 自立している子⇒冷たい
※もちろん100%ではありません。
この事実は
1年間の終わりの修了式になると
すごくわかります。
私は修了式には必ず、
1年間の思い出ムービーを流します。
その時に、
涙を流して「来年も道山クラスがいい」
と言ってきてくれる子と、
淡々と「1年間ありがとうございました」
と言って終わりの子がいます(笑)
別に後者の子が悪いわけではないのですが、
やはり前者の子の方が記憶には残りますし、
言われて嬉しいのは前者の言葉です。
で前者の子と言うのは、
99%手のかかる子です。
- 勉強ができない
- 問題行動ばかり起こす
- 先生と喧嘩を何度もした
- たくさん叱った
涙を流して「来年も道山クラスがいい」
と言ってくれるわけです。
ではなぜこんなことが
起こるのでしょうか?
要するに、私たち大人は、
どうしても手のかかる子にばかり
手をかけてしまい、
自立している子には、
「自分でできるよね」という対応を
してしまいます。
大人が子どもに手をかけると
子どもは愛情が満たされます。
だから、
思いやりのある子に育っていきます。
逆に自立している子は、
大人が手をかけなくても自分でできます。
だからある意味愛情不足状態に
なってしまうわけです。
ただここで大きな問題が起こります。
通常子どもは愛情不足になると、
わざと問題行動を起こします。
だから私たちはそれに気づき、
再度手をかけるようになります。
しかし自立している子の場合、
愛情不足状態になっても
その気持ちを自分でコントロール
できてしまいます。
だから問題行動を起こしません。
大人としては非常に楽なのですが、
大きくなったとき
冷たい人間(人間味がない人間)
になってしまうわけです。
少しあなたの身の回りの子供たちを
思い出してみてください。
普通の子以上に自立している子って
何か冷たいと感じないでしょうか?
ではこういった、
自立の早い子に育ってしまった場合、
私たちはどうすれば良いのか。
この場合、
わざと手をかけてあげることが大事です。
子ども自ら、
「あれやって!これ買って」とは
言ってこないので、
親がそれを考えて、
やってあげたり買ってあげたり
してほしいのです。
世間一般でいう
過保護と言うやつですね。
これをしてあげることで、
子どもは少しずつ愛情に満たされます。
このように、
- 手のかかる子⇒劣等生
- 自立している子⇒優秀
- 手のかかる子⇒大人にとって都合が悪い
- 自立している子⇒大人にとって都合が良い
だからもし、
あなたのお子さんが
手のかかる子だとしても、
それを悲観する必要はありません。
むしろ思いっきり手をかけてあげれば、
後で大人になった時、
思いやりのある素敵な人間に育つと思いますよ。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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