子どもが言うことを聞かないのには、理由があります。そこで今回は、どうすれば親の言うことを聞いてくれるようになるのかをお伝えします。
今回の内容を理解して子どもへの接し方を変えていただければ、子どもは親の言うことを聞くようになるでしょう。参考にしていただければ幸いです。
親の言うことを聞かない2つの理由
子どもが親の言うことを聞かないのには、いろいろな理由があります。ただ私の経験上、次の2つのケースがほとんどです。
1つ目は、親子関係が悪いからです。
お父さんお母さんと子どもの関係が悪ければ、子どもは当然、親の言うことを聞きません。良好な親子関係を作っておくことは、なによりも重要です。
2つ目は、伝え方が悪いからです。
伝え方については、仕事をイメージしていただくと分かりやすいです。関係が良好な上司でも、「○○やっとけ!」と言われたらどうでしょうか。
逆に、「申し訳ないけど、○○してもらえる?」と言われたら。人間は、声掛け一つでやる気がまったく変わるのです。
子どもが言うことを聞かなくなる最悪の言葉
心理学者のジョナサン・フリードマンという人の実験を紹介します。幼い子どもを2つのグループに分けて、それぞれの部屋におもちゃを置いておきました。
片方のグループには「これは絶対にさわらないでね」と優しく伝え、もう片方のグループには「絶対にさわっちゃだめ!」と強く伝えました。
その結果、優しく伝えたほうが、子どもは言うことを聞いたのです。強く伝えたほうも、最初は言うことを聞きましたが、効果は長くは続きませんでした。
これは、子育てにも同じことが言えます。子どもに伝えたいことがあったとき、親が強い口調で伝えているとだんだん聞いてくれなくなるのです。
できる言葉を使うと効果抜群
ジョナサン・フリードマンの研究からもわかるように、子どもに親の言うことを聞いてもらいたいなら、優しい言い回しをすることが大切です。
その上で、「できる言葉」を使うと、さらに言うことを聞いてくれやすくなります。
できる言葉とは「○○してほしいんだけど、一人でできる?」と子どもに聞くことです。こう言われると子どもは「できる」と答えるでしょう(そもそもできないことは、お願いしてはいけません)。
親が押し付けるのではなく、子どもの口から「できる」と言わせるのです。すると、これが自分への暗示となり、それを達成するために頑張ろうとする力が働くようになります。
このように、優しい言い回しで「できる?」と聞くことで、親の言うことを聞いてくれる確率が大きくアップします。
本日のまとめ
親子関係が悪いと、子どもは親の言うことを聞きません。また、伝え方も重要です。「○○しなさい」ではなく、「○○してくれる?」「○○できる?」と伝えましょう。
強い口調で伝えると、最初は聞いてもだんだん聞いてくれなくなります。声掛け一つで、受け取る側の気持ちは違います。是非、試してみてください。
明日ですが、「最速で数学の公式を覚える方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもが言うことを聞くようになる魔法の言葉
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